上尾市の行政書士の大塚です
前回は、30代・40代で開業する場合のメリット・デメリットについて書きました。
今回は、50代以上で開業する場合のメリット・デメリット について
考えたいと思います
(前回も書きましたが) 私の経験や考え、聞いた話をもとに書きますので、
地域性や業務内容によっては当てはまらない可能性もあります
50代以上で開業する場合
私が行政書士登録・開業したときも感じたのですが、
50代以上で開業する人は思いのほか多い と思います。
いわゆる「6号会員」や 定年退職後に資格取得する人 が多いからでしょうか。
※ 「6号会員」とは、試験合格者ではなく、公務員等の17年ないしは20年の
行政事務歴による資格者のことです。
前職の知識・経験を活かして業務を行なう人が多いほか、
市役所・警察出身者の人は、出身の役所に関連する業務を行なう人が多いと思います
では、 メリット ・ デメリット を見ていきましょう!
メリット
① 安心感がある
行政書士は 見た目などのイメージも重要 となりますので、
お客様にとっては 若い人よりも安心感がある と思います
実際がどうかはともかく、経験が多そうだというイメージはありますね
とても貫禄があるので業歴の長い大ベテランの人なのかと思ったら、
まだ開業したばかりという人にお会いすることも多いですし
② お客様と同年代であることが多い
業務にもよりますが、50代・60代のお客様がとても多い業務 もあります
年齢が近い行政書士の方が話しやすい・安心できる というお客様もいると
思いますので一つのメリットになるでしょう
③ 知識・経験を活かせる
前職の経験を業務に活かすことができるのはもちろん、
業務と必ずしも結びつかないようなことであっても、
長い人生経験で得た知識が思わぬところで活かせる こともありそうですね
④ 収入面の不安が少ない
人によると思いますが、生活するのに十分な額の年金を受給している方や、
他に収入があるため、行政書士業の収入はそれほど重視しない人もいると思います。
精神的・経済的な余裕がお客様に安心感を与えることもありそうです
デメリット
① 年齢で敬遠される
年齢が若い場合と同様に、年齢によって敬遠されることもある かと思います
特に若いお客様の中には、自分よりかなり年上だと依頼しづらい
と考える人もいますので、それを払拭するための工夫も必要になるでしょう
② フットワーク・パソコン関係の不安
若い人に比べて、フットワークの軽さ や パソコン操作・電子申請への対応等 は
大丈夫なのかという不安 を持たれる場合が多いと思います
これは人によって大きく分かれると思いますし、
若い人以上の行動力 ・ IT関連知識 を持っている という人も私の周りにいます ので、
こういうイメージを覆すことが出来る人は問題ないでしょう
③ 経験が多そうなイメージがマイナスになることも
経験が多そうなイメージはメリットですが、
実際に業務を行なっていく過程でイメージとのギャップが大きくなってしまうと、
信用性に不安が生じる こともあるでしょう
実際は経験が少ないという場合には、そのギャップをいかに最小限度に留めるか
が課題になると思います
各年代について メリット・デメリット を考えてきましたが、
どの年代でも、
悪いイメージを払拭する工夫 と 良いイメージを効果的に活用する戦略
が必要なのかと思います
同じ年代でも状況や能力は人それぞれ違いますので、
自分に合った業務の選択 と お客様に信頼され安心していただくにはどうするべきか
を考えることが重要ですね
業歴が長いわけではない私が偉そうに書いてしまいましたが・・・
客観的に自分のことも考えることができ、
これからの課題 と やるべきことが見つかったので
私自身の“タメ”にはなったと思います
(少しは読んでいただいた方の”タメ”になってるといいのですが・・・ )
今日はこのへんで!
それでは、また明日
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