上尾市の行政書士の大塚です
例えば、行政書士のホームページに
「建設業許可取得率100%」
と書いてあったら、どういう感想を持つでしょうか?
「この人はデキる人なんだろうな~」
「100%ってスゴイな~」
と一般の方やあまり詳しくない方は思うかもしれませんね
確かに「100%」というのは かなりインパクトがありますし、
誰でも達成できるものではない という気がしますよね
しかし、建設業の業務経験が多少でもある行政書士であれば、
「いや、当たり前でしょ・・・」
もしくは
「その書き方はマズイんじゃないの・・・」
という感想になると思います
なぜかというと、
1つは、
建設業許可は要件を満たした申請であれば、100%許可されるからです
※ 許可申請で大事なところは、要件を満たしているか確認することですので、
それが確認できれば、特別なことをしなくても通常は許可を取れますからね!
(欠格要件に該当することを秘匿していた場合、申請後に不許可になることはあり得ますが・・・ )
もう1つは、
「取得率100%」はどのように算出しているのかという問題です
仮に、
①(要件確認後、許可取得が可能と判断した方の)「許可取得率100%」だった場合
まぁほとんどの行政書士が「許可取得率100%」でしょうね・・・
これだった場合、冒頭の宣伝文句に問題がありそうです
(うちに頼めば絶対に許可が取れますよ と読めますからね )
②(許可取得について相談した方の)「許可取得率100%」だった場合
普通に考えるとあり得ません・・・
可能性としては、下記のいづれかでしょうか
・そもそも件数が少ない (数件であれば100%は可能かも)
・かなりの強運 (件数は多いが、奇跡的に相談者全員が初めから要件を満たしている)
・違法 (要件を満たしていないのに何らかの方法(偽造等)で申請している)
①②のどちらの場合でも、トラブル防止のため
ホームページに細かく書いているか、受任前に説明はしているでしょうが、
同業者としては、お客様が勘違いしないようにしてほしいですね
こんなこと書いたらマズかったかな?
まぁ行政書士なら知っていることだし大丈夫かな
今日はこのへんで!
それでは、また明日
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