上尾市の行政書士の大塚です
先日、【2億1000万円】譲渡 というタイトルのメールが届きました
お気づきのとおり、「迷惑メール」です
内容は、
・遺産譲渡を行ないたい
・親族に内密に寄付贈与を行ないたい
・ボランティアと思って受け取って欲しい
・連絡があればお渡しできる
で、結局は
記載されているURLをクリックさせようということですね
どう見ても怪しいですよね・・・
でも、いまだにこういうメールを送る人がいるということは、
クリックしてしまう人が皆無ではないということでしょうか
以前、知人から迷惑メールに関する相談を受けたことがありました。
アルバイトをしていた頃の上司で、10歳近く年上の女性なのですが
携帯に支払督促のメールが届いて少し動揺しているようでした。
とりあえず「絶対にこちらから連絡しないこと」をアドバイスして、
後日会った際にそのメールを見たのですが、まぁよくある内容で・・・
(その人はパソコンを持っていなかったし、テレビもあまり見ないのでこういう情報に疎かったんですね)
・登録しているサイト(何かは特定せず)の料金を滞納している
・この番号にすぐに連絡が欲しい
・連絡が無い場合、法的手段に移行する
おおまかに言うとこんなかんじで、
裁判・訴訟などの言葉を使って不安を掻き立てる内容 になっていました
素人が作った感が丸出しで、明らかに間違った使い方をしていたり、
聞いたことがない公的機関(やはり実在していませんでした)の名前を使っていましたが、
あまり知識を持っていない人の中には騙されてしまうケースもあるかな と感じました。
その知人にも伝えたのですが、
支払督促をメールですることはありえません
そういうメールは100%詐欺です
他の詐欺でもそうですが、
緊急性がある・連絡しないと大変なことになる
と思わせて言葉巧みに誘導してきます
しかし、基本は無視!
不安だったら、必ず家族や知人に相談するようにしてくださいね
なお、裁判所から 【特別送達】 で正式な書類 【支払督促申立書】 が
届いた場合は、無視してはいけません。
(本当に裁判所が出したものかの確認が必要ですが、)
この場合は、無視していると自分が不利になります。
すぐに弁護士に相談するなりの対応が必要です。
※ 最近では、無視されることをはじめから想定し、
簡易裁判所で行なわれる法的手続きを利用した詐欺の手口というのもあるそうです。
詐欺の手口は巧妙化していて、
被害防止策の周知が追いついていない面もありますので、
自分でも情報収集して被害に遭わないようにお気をつけ下さい!
今日はこのへんで!
それでは、また明日
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