許可要件の判断ミス？ | 埼玉県上尾市　大塚行政書士事務所のブログ

【埼玉県上尾市の建設業・宅建業・産廃業など許認可専門の行政書士事務所】

上尾市の行政書士の大塚です

『過去に他事務所で許可が取れないと言われた方も、弊所にご相談ください』
　　　　　　　　↑
行政書士のＨＰでよく見かけますよね

私も同様の文言をＨＰに記載していますが、
正直、「実際にそれで取れるケースってあまりないだろうな」
と思っていました。

“ 許可要件の判断ミス ” という事ですからね

しかし、

予想に反して、実際に経験してしまいました

建設業の新規許可申請ではいくつかクリアすべき要件がありますが、
より慎重な確認が必要になるのは

・経営業務の管理責任者
・専任技術者

に該当する方がいるか？
という点ですね。（特に、実務経験を証明する必要があるケース）

そのお客様の場合も、
実務経験年数の証明 が問題になっていて・・・

とりあえず、別の方に前回相談した際の資料を全部揃えておいてほしい旨を伝えて、
（内心、可能性は薄いかなぁと思いつつ）訪問しました

揃えてもらった資料を見てみると、

（あれ？問題なく要件をクリアしているのでは？）

過度な期待を持たせてはいけないですし、
私の確認が甘いという可能性も一応捨てずに再度確認しました

（う～ん･･･大丈夫なハズなんだけどな）

お客様の状況や前回相談した方が言っていたという話を詳しく聞いて
何とか理解出来ました

実務経験年数の証明が１０年分必要であれば、
１２ヶ月×１０年で１２０ヶ月の実務経験を証明する必要があり、
その期間の工事契約書・注文書・請求書等を用意しなければなりません

ただ、必ずしも
１２０ヶ月の実務経験を証明する ＝ １２０件分の工事契約書等が必要
ということではなく、今回もそういうケースでした。

ちょっと書き方が難しいので、意味が伝わりにくいかもしれません
また、埼玉県以外の都道府県では当てはまらない場合もあるかもしれません。

念のため、事前に役所側にも確認をして
結果的に無事に許可が取得出来たので良かったですね

このお客様が前回相談した同業者が毎回同じ判断をしているのだとしたら
“ 本当は取れるのに” というケースがそれなりの数になるのでしょうか･･･
それとも、たまたまの判断ミスなのか！？

過去に許可が取れないと言われたケースでも
ダメ元で別の方に相談してみるというのもイイかもしれませんね！

もちろん、本当にダメな場合もあるでしょうけど

今日はこのへんで！

それでは、また明日

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