上尾市の行政書士の大塚です
行政書士として開業することを決めたら、
『何の業務を行なうか』は必ず考える問題だと思います
大きく分けると、
「行政書士業務全般を行う」と「専門分野を絞る」
という2つの方法でしょうか
それぞれメリット・デメリットはありますし、
前職・地域性など各々の状況によって判断は変わってくると思います
私の個人的な考えでは、
「専門分野を絞る」という方法が良いのではないかと思います
必ず1つに絞らなくてはならないという事ではなく、
複数の業務に“ある程度”絞るというのも含めてですが・・・
そう考える理由は、
① 営業がしやすい
例えば、相続・遺言などであれば個人向け、許認可関係は(多くは)法人向けに
営業をする必要があると思います
個人・法人の全てを対象にするとなると、地域を限定したとしても
営業に要する時間・費用は莫大なものになるでしょう
『営業はホームページで!』と考えたとしても、
そう上手くいくかどうかという問題が・・・
ホームページ作成・集客に絶対の自信がある人はいいのでしょうけど
② 業務知識の習得が効率的
当たり前のことですが、
1つ(又は2、3)の業務を勉強するのと、様々な業務を勉強するのでは、
一定程度の知識の習得に要する時間には相当の差が出てくると思います
『仕事の依頼が来てから勉強する!』という考え方もありますが、
最低限の知識は絶対に必要だと思いますし、
万が一、ご依頼いただいたお客様が自分より知識が豊富だったら
せっかくの受任の機会を逃すことにもなりかねません
③ 専門分野が重ならない先輩から紹介がある可能性も
これはあまり期待しすぎないほうがいいかもしれませんが、
自分の専門分野が忙しく、それ以外の業務を誰かに任せたいと考えている
行政書士も一定程度います
日頃の繋がりや信頼感がないことには難しいですが、
業務全般をやっている人より専門にしている人のほうが任せやすいと思います
私は、行政書士事務所に勤務していた際に
許認可関係・相続遺言・法人設立・記帳会計・内容証明 など
様々な業務を経験しましたが、
開業する際には上記の理由から許認可関係に専門分野を絞りました
それ以外にもいくつか理由はありますが
業歴が20年以上の事務所でしたので、
既存顧客・他士業など色々なところから様々な業務の紹介がバンバンありましたが、
さすがに私は同じようには出来ませんし、最初から多くの紹介は見込めませんからね
先輩の行政書士の中には、
『開業後最初に受任した業務が結果的に専門業務になった』
という人も少なからずいます
そういう例もありますし、『最初は間口を広く』という考え方もありますね
結局は、各々の考え方・やり方次第なので、
今日のブログは一つの考え方として参考にしていただければ幸いです!
今日はこのへんで!
それでは、また明日
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