新人行政書士は建設業許可業務を扱わない方が良い!!

【埼玉県上尾市の建設業・宅建業・産廃業など許認可専門の行政書士事務所】


上尾市の行政書士の大塚ですexclamation

私は開業以来、建設業許可を中心に許認可関連を主業務として
行政書士事務所の運営を約4年半ほど行ってきました。

その経験から、新人の行政書士さんが建設業許可業務を
扱わない方が
良い理由 をいくつか挙げますので、ご参考にどうぞ。


1.ベテラン・大手事務所が牛耳っている(囲い込んでいる)
この話は聞いたことがある方も多いと思いますが、建設業許可業務は
行政書士業務の中でも王道の一つと言われ、扱っている事務所も多く
ベテラン行政書士や大手の事務所がその経験や信用、規模などの面で
有利な為登録したばかりの新人行政書士がそこに食い込んで業務を
受任することは困難 と言えます。


2.価格競争が激しい
他の業務でも見られることですが、扱う事務所が多い=競争相手が多い
ので価格競争になりがちで、規模のメリットも無く実務の経験が乏しい
新人行政書士は作業量と価格が見合わなくなるため対抗することは
難しく、もし出来たとしても徐々に疲弊することになるでしょう


3.需要と将来性(他業務と比べて)
当たり前のことですが、建設業許可業務を依頼してくれる方というのは
これから建設業許可を取得したい方(新規申請)と既に取得された方
(更新・追加・決算報告等)のどちらかです。
つまり、基本的に建設業界の方が依頼者になるため、対個人の業務に
比べて需要が限られます。

また、少子高齢化による人口減少や建設需要の縮小による影響で
今後建設業界は衰退すると予測されていますので、すでに需要が
増えている
外国人関連業務や高齢化により今後ますます需要が高まる
相続・遺言等の業務に比べ
将来性に期待が出来ません。


4.AI時代の到来
ITが発達したことで、以前に比べ行政書士の仕事(書類作成等)が
容易になりましたが、今後AI時代が到来すると事務的・定型的な
書類の作成や手続というのはAIに取って代わられると言われています
建設業許可業務においてもこの影響は大きく、わざわざ行政書士に
依頼せずとも申請者が簡単に建設業許可を取得出来るという時代が
やって来るでしょう。

 

以上の理由から、行政書士業界についてあまり知らない方や
実務の経験が無い新人の方は建設業許可業務を扱わず、
将来性が有望な業務や他事務所があまり扱わないニッチな業務に
ついて学び、価格競争に巻き込まれない業務を見つけて
事務所運営を軌道に乗せていって欲しいと思います。



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と、今日はこんな感じで書いてきましたが、
自分で書いていて笑っちゃいましたね laughing

私の過去のブログを見て頂いた方は
「こいつ前と言っていることが全然違うじゃねーか!」
と思っているかもしれません。

私は今も変わらず建設業許可業務を(新人の方を含め)扱った方が
良いと思っていますし、今後も建設業許可業務を軸に業務を行って
いくつもりです +1

今回はあえてタイトルを先に決め、これまでに見聞きした主張から
それに沿うものをピックアップして、さらに強調・大袈裟にして
説得力がありそうな文章にまとめてみました。
もちろん、建設業許可業務のメリット、オススメしたい理由は
文中に出さずに隠しています。

ですので、私の考えと全く違う・意見が割れる・事実と異なる点も
多くありますね。(私の考えは過去ブログに書いていると思うので省略します)

すでに開業して建設業許可業務を多く経験している方であれば
簡単に反論出来る上記の主張ですが、
新人の方であれば「そうなのか~」と納得してしまうかもしれません。

 

今回のブログで何が言いたかったかというと、
今日のタイトルのような主張を見聞きしても鵜呑みにせず、
自分で調べるなり他の主張も確認してみようという事ですね bulb

どの業務でもメリット・デメリットがあると思うので、
実務をそれなりに経験している行政書士であれば、
どちらかに極端に振れた主張を無理矢理することは可能でしょう point_up

また、例えば今日のブログで言えば、
同業者のライバルを増やさない(参入させない)為
上記の―――以降にネタバラシせずに信じ込ませて
「しかし!これらのデメリットを覆す画期的な方法があるんです!」
「こんな状況でも建設業許可業務で〇〇〇〇万円稼ぐ方法を大公開!」
というように続けて、ひよこ狩り的なサイト・講座に誘導する
など何らかの意図があるのかもしれません。



まぁ私のような小物の影響力&これくらいの文章力では騙された人は
ほぼいないと思いますが、もしも有名な先生や多大な影響力のある方が
やっていたらどうでしょう??

おっと!これくらいにしておきましょう。

1つ(1人)の主張に引っ張られ過ぎるのはコワイですよね fearful

 

今日はこのへんで!

それでは、また次回 hand

 

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