【埼玉県上尾市の建設業・宅建業・産廃業など許認可専門の行政書士事務所】
上尾市の行政書士の大塚です
行政書士として開業して2年4ヶ月ほどですが、たまに珍しいご依頼もあります
補助者勤務時代を含めると行政書士業界は10年以上になりますが
補助者をしていた時には経験しなかった珍しいご依頼が開業1年目にありました。
「役所の事務所調査が入るのですが、立ち会ってもらえませんか?」
というお電話
初めてご連絡いただいた方だったのですが、
とある許可を取得しており、その許可の担当課の県職員2名が事務所に来るとのこと。
その時点ではその会社のことは何も知らない状態だし、
設定された調査日がお電話をいただいた翌日とかなり急だし・・・
最初はお断りしようかとも思ったのですが、
なんと!
「当日は行政書士の先生に立ち会ってもらいます」
県職員との電話の際にこう伝えてしまったようなんですよね
それならしょうがない。(しょうがない?)
開業1年目でそこまで忙しくなかったこともあり、立ち会うことにしました。
調査日当日は少し早く事務所にお伺いして、
現在の状況を聞いたり掲示・備え付けが必要なモノの有無をチェック
職員の方々も親切で重大な問題とはならなかったですし、
当日発覚した“ 許可の更新期限が迫っている問題 ” も
私が責任を持って担当することを約束して何とか乗り切ることが出来ました。
無事に更新申請・新許可証の交付もされました (始末書付きでしたが・・・)
もちろん更新申請の報酬にプラスして「立会い分」も少しだけ頂戴したのですが
それよりも大きかったと思うのが、その後の『2つの副産物』ですね
1.職員の方に顔を売ることが出来た
補助者時代も開業してからも、ちょくちょくその許可の申請はしていたので
窓口の審査担当の方は知っていたのですが、事務所調査に来ていたのは
普段は申請に対する審査をしないような(上の?)役職の方だったようで。
その後に別件の申請に行った際にも声を掛けてもらえたり、
見解の相違で審査担当の方との話が少しこじれそうになった時に
「先生が確認しているのなら大丈夫でしょう。」と助け舟?を出してくれたり
許可要件に関わるところではなく裁量の範囲に関する内容だったので
特別扱いという程ではないですが、事務所調査の一件をキッカケに
「しっかりやってくれる行政書士」という印象を与えることが出来たのかもしれません。
申請の回数を重ねれば窓口の審査担当の職員と良い関係を築くことは簡単ですが、
その先をチェックする役職の方に顔を売ることが出来たのは良かったと思います
2.派生して仕事のご依頼が・・・
事務所調査の時点では知らなかったのですが、
その会社の社長さんは別の会社も持っていたようで、
その別会社が取得している許可の申請もお手伝いさせていただきました。
さらに、知り合いの会社の許可申請の際もご紹介頂いたり・・・ 拡がる拡がる
最初の案件を時間がない中でサクッと申請まで完了させた為か
「他の行政書士も知っているけど、間に合わないと大変だから」
「時間があまりないけど、先生なら大丈夫でしょ」
ってタイトなスケジュールの案件が多いのがちょっと・・・
まぁそこは専門業務なのですべて間に合うようにやるんですけどね
結果だけ見ると、まったく知らない会社の『事務所調査の立会い』
というご依頼をあの時に断らなくて良かったと思います!
仕事上でのメリットという点はもちろん、なかなか無い経験が出来たという意味でも。
ただ、その許可の知識・経験がない状態ではあまりオススメはしないかな・・・
・ どういう意図での調査なのか
・ 調査する職員との相性
・ 会社側の状況、思惑、対応
これらをしっかり見極めず判断を間違えるとエライことになるかもしれませんから
場合によっては、何らかの責任を負わされたり、
役所側・業界側から好ましくない評価・評判になる可能性もあるかもしれませんからね。
私も今後は、既にお付き合いがあるお客様ならまだしも、
まったく初めての方の場合はその辺りを気を付けていこうと思っています
今日はこのへんで!
それでは、また次回
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