「新人は安売りしてはダメ」についての私（新人）の考え | 埼玉県上尾市　大塚行政書士事務所のブログ

上尾市の行政書士の大塚です

行政書士の開業についてのＨＰやブログには、
「新人は安売りしてはならない」
ということがよく書かれていますね

私も開業前にはそういうのをよく見かけました
（読んだことがないですけど、開業本にも書いてあるのでしょうね）

その理由として多いのは、

① 自分の首を絞めるだけ
仕事が欲しいからと報酬を下げると、その後に報酬を上げられなくなって
忙しいのに利益が出なくなり業務を継続出来なくなる。

② 安い仕事には安い客しか寄ってこない
値段で選ぶような人はさらに値下げを要求してくる。

③ 業界全体の値下げ合戦になる
新人が安売りするせいで同業者も値下げせざるを得なくなる場合があるが、
そういう新人はスグに廃業するから周りが迷惑する。

④ 行政書士としての品位が落ちる＆プライドを持って仕事をしろ
行政書士は自らの知識と経験が商品なのだから安易な安売りはするべきではない。

だいたいこんな感じですかね

で、こうするべきだと続くんですよね

付加価値・質の高いサービスを提供して、
適正な報酬をもらうべきだ！
↑
いや、新人がどうやってそれをするの？

・その方法は具体的に示さない

または、

・業務の流れ、やり方を覚えて自信を付けるんだ！
と、書式集・開業セットなどを買うように誘導する・・・
（買ったことがないので分からないのですが、ホントにそれがあれば仕事が出来るようになるのかな？）

「新人は安売りしてはならない」という人は、

（１）本当に新人や業界全体を心配している
（２）行政書士としてのプライドの塊
（３）仕事を取られることを恐れている
（４）自分の報酬が高いから、安い人にケチをつけたい
（５）何か売りつけようとしている

たぶん、これのどれかでしょ？

私の考えでは、
実際に仕事を経験しないと分からないと思うので、
多少の安売りはしてもイイと思いますけどね

実績・経験・知識で敵わないなら、
報酬の安さで勝負するというのも一つの手だと思いますし
（受任した仕事はキッチリやることは大前提ですけどね）

ある程度の数の仕事をやってみないと、
付加価値・質の高いサービスとは何かも分からないのでは？

私の場合は、上記の①～④を考えると

① それなりの経験があるので、難易度・所要時間等と自分の力量・作業スピードを
考慮した金額設定をしているため、相場？より安くても利益は出ます

② 安い客って・・・
（数百人単位で会ったわけではないですが、）今のところそういう方はいません
完了後に、「ホントにこの金額でいいの？」と心配していただくことはあっても、
さらなる値下げ要求は経験ありませんね

③ 廃業しないように頑張ります

④ 安い＝品位・プライドがない（低い）というのがよく分かりません・・・

ということで、

地域･業務の種類によって違いはありますし、
（私を含め）人によって考え方はそれぞれですので、
色々な意見を参考にして（時には疑って？）
自分の思ったようにやってイイのはないでしょうか！！

行政書士は、報酬設定も含め
いろいろなことを自由に決められますし、責任を取るのも自分なので！

今日はこのへんで！

それでは、また明日

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